ヒルベルト曲線つづき

先日、読書会のまとめをしたが、その後の内容も一応確認しておく。

読書会のときのように集中して本を読むのは難しいので、何が書いてあるかのまとめ程度。ただ、読書会で読んだ範囲で既に難所は越えていたようだ。

  • 座標から道のりを求める(1)
    • 道のりから座標を求める(1)の逆
    • 考え方は特に変わらない
  • 座標から道のりを求める(2)
    • 道のりから座標を求める(2)[L&S]の逆
    • 考え方は特に変わらない
  • 座標から次の位置を求める(1)
    • 素朴な方法として・・・
    • 座標から道のりを求め、道のりに1を足して、道のりから座標を求める
  • 座標から次の位置を求める(2)
    • 道のりから座標を求める(1)や座標から道のりを求める(1)と考え方は同じ
    • 座標を上位から走査して、XとYのどちらを+1または-1するかを決める
    • U字曲線の終端にいる場合に高い次数のU字曲線が必要になる、という点に注意
  • 座標から次の位置を求める(3)
    • 道のりから座標を求める(3)のときと同様に論理回路で実現できる
  • ヒルベルト曲線の生成:非再帰的な方法
    • 最初に再帰的な方法を考えたが、非再帰的な方法があることが分かる
      • (1) 道のりの値を1ずつ増やし、道のりから座標を求める方法
      • (2) 座標から次の位置を求める方法
    • どちらも、論理回路で(ハードウェアで)容易に実現可能
  • 応用
    • 平面の走査線として使える
    • ヒルベルト曲線は、1つの象限を走査し終わってから次の象限にうつる、という特徴がある
    • この局所性は、物体のデータのページング操作の削減という点で有利にはたらく