基本事項

先日の本を読んでいきます。まず「0章 基本事項」です。セクションのタイトルだけ抜き出すと次のような内容です。

特に分からない事項はなさそうです(もしも詰まったらそのときに復習すれば充分でしょう)。ただ、環のところに面白いことが書いてありました。

なぜ西欧人は輪とは全く無関係の数学概念を ring とよんだのか? 本当のところはわからないのだが、最近どうも ring とは指輪のことではないかという気がする。ニーベルングの指輪のオペラが有名であり、数年前のヒット映画「指輪物語」にもあったが、西欧には指輪が未知の世界に入るカギの役割を果たす伝説がいくつかある。そう考えるとこの数学概念は未知の世界へのカギだということになる。

ring という用語の由来を考えたことはありませんでしたが、なるほど指輪という発想は面白いと思います。