正多面体

少し軽めの数学本が読みたくなって、「正多面体を解く (TOKAI LIBRARY)」をぱらぱらめくってます。そんなわけで、少し正多面体の話を書いてみます。

まずは、正多面体の定義をはっきりさせておきます。

  • 有限個の面で囲まれた凸多面体。
  • 全ての面が合同な凸正多角形。
  • 全ての頂点が合同な凸正多角錐。

面が正 p 角形、頂点が正 q 角錐のとき、この正多面体を {p,q} で表します(シュレーフリの記号)。

正多面体は {3,3}, {3,4}, {4,3}, {3,5}, {5,3}(通称は、正四面体、正八面体、正六面体、正二十面体、正十二面体)の5種類しかないのはよく知られています。証明も難しくありません。

上記の定義について、少し条件をゆるくすると、正多面体の仲間がもう少し増えます。その話を次回述べたいと思います。