正多面体

少し軽めの数学本が読みたくなって、「正多面体を解く (TOKAI LIBRARY)」をぱらぱらめくってます。そんなわけで、少し正多面体の話を書いてみます。まずは、正多面体の定義をはっきりさせておきます。 有限個の面で囲まれた凸多面体。 全ての面が合同な凸正…

数学ガール

結城浩さんの『数学ガール』をAmazonで予約しました。まだ、無料プレゼントの期間中なのですが、気に入った本にはお金を出すのが好きです。Web版「数学ガール」が結構好きなので、書籍版にも期待。

オープンコースウェア

ずいぶんと数学日記を放置してしまっていました。ただ、なんだかこのまま放置し続けるのはしのびなくて、なんでもいいから何か書こうかな、という気持ちになります。自分自身にそういう気持ちを起こさせるというのが、日記を書く効果なのかな、と思います。…

相似変換

先月アフィン変換の話をした相手は、コンピュータグラフィックス関連で特定の処理をしたいので、その背景理論を知りたい、ということでした。ところが、よくよく聞くと、必要なのは相似変換であったらしいです。相似変換でいいなら、パラメータも計算量も、…

アフィン変換の話

先日依頼された、アフィン変換の説明を今日しました。どんな話を期待されているのかあまり見えていない、ということもありちょっと緊張しました。しかし、向こうから聞きたいポイントをどんどん突っ込んできてくれて、だいぶ助かりました。一応、概念という…

アフィン変換

とある経緯で、アフィン変換の概要について簡単に教えてくれ、と頼まれました。いわく、アフィン変換をしているプログラムコードはいくつか知っている。ただ、そもそもアフィン変換についてあまりよく知らない。数学にはさほど詳しくない。アフィン空間やア…

Maxima 練習 (3) 再

飛ばしていた、練習 (3) に戻ります。練習 (1) や (2) で生成したランダムウォークにおいて、ステップごとの位置を求めよ。

Maxima 練習 (5)

前回の目標であった、FoldList 関数を定義します。引数 func, var0, [ var1, var2, var3, ..., varN ] が与えられたときに、次のリストを返す関数を作れ。ただし、my_fold は練習 (4) で定義した関数とする。[ var0, my_fold( func, var0, [ var1 ] ), my_fo…

Maxima 練習 (4)

練習 (3) を解くには FoldList 関数があったほうがいいですが、どうも Maxima にはなさそうです(探し方が足りないのかもしれませんが)。そこで、練習 (3) はいったん飛ばして、FoldList を自前で定義することを考えていきます。いきなり FoldList を考えて…

Maxima 練習 (3)

練習 (1) や (2) で生成したランダムウォークにおいて、ステップごとの位置を求めよ。・・・さて、これはどうするか。Mathematica なら、FoldList を使えば簡単だけど、Maxima では?

Maxima 練習 (2)

前回に引き続き、ランダムウォークの問題。2次元の正方格子上のランダムウォークを考える。1ステップは4つの方向のいずれかで、[1,0], [0,1], [-1,0], [0,-1] で表す。2次元正方格子上のランダムウォークの10ステップを作れ。

Maxima 練習 (1)

まずは、簡単なところから。1と-1からなる乱数10個のリストを作れ。このリストはx軸上のランダム・ウォークを表すものと考えることができる。

Maxima プログラミング

Maxima の勉強にあたって、前述の Maxima の本の前半くらいをざっと眺めてみました。まあ、なんとなく雰囲気は分かってきましたが、もう少し手を動かしてみたいもの。そこで、学生時代に読んだ本をひっぱり出してきました。Mathematicaプログラミングかつて…

今年の目標

今年の数学日記では、Maximaの勉強もしてみたいと思っています。以下を参考にするつもりです。 Maxima簡易マニュアル http://www.bekkoame.ne.jp/~ponpoko/Math/maxima/ManualBook/ManualBook.html はじめてのMaxima (I・O BOOKS) Maxima は、Vine Linux 用…

今年の数学日記を振り返る

この数学日記を始めたのは、今年の5月5日でした。usami-k 数学日記 - 数学日記を始めてみるかつて勉強した内容の復習を、毎週あるいは隔週くらいのペースで続けられれば、と思って始めてみました。しかし、しばらく続けてみると、思ったよりも大変であること…

数学するヒトビト その12

昨日は、数学者の伝記を書く人たちの話。高木貞治や岡潔の伝記を書いている人たちです。数学そのものでなく、数学者を追うのも面白いものかもしれません。できれば、その人がどんな数学を築いたのかという内容もふまえて、ということですけど。

数学するヒトビト 最終回

13回目の今日が最終回となっています。これまでに触れていなかったトピックがいくつか挙げられています。モンスター群やムーンシャイン予想の話も軽く触れていて、これは個人的な希望としては1回分かけて取り上げてほしかったなあ。まあ何にせよ、なかなか面…

数学するヒトビト その11

昨日は関孝和と和算の話。このシリーズの今までの傾向とは変わって、少し古い話が出てきました。まあしかし、当時の和算は西欧より進んでいる面もあったといいますし、和算はもう少し日の目を見ても良さそうなものです。記号法があまり発達しなかったせいな…

クリエイティブ・コモンズ

この数学日記を、クリエイティブ・コモンズのライセンスにしました。ただ、はてなダイアリーで、クリエイティブ・コモンズのメタデータを配信する方法が分かりません。現在、クリエイティブ・コモンズのサイトで生成したライセンス表示を、はてなダイアリー…

数学するヒトビト その10

昨日は数学の本の編集者の話。数学の本は校正(特に数式のチェック)がしんどそう。あと、筆が遅い人も多そう。編集者は大変そうです。でも、数学とのそういう関わり方もありますね。

数学するヒトビト その9

今日はフィールズ賞受賞者の話でした。日本人の受賞者は森さん以来、16年出ていません。・・・16年か、そんなにたってたんだ。何となくつい最近のような気がしてた、っていうのは我ながら感覚おかしくなってますね。

数学するヒトビト その8

今日は、ゲーデルの不完全性定理の話。竹内外史、八杉満利子、林晋。むかし、数学基礎論にあこがれた頃もあったなあ、などと懐かしがってみたり。ちょっとかじってみたら、その「ちょっと」でそこそこ満足して飽きてしまったのでした。今なら面白いと思える…

数学するヒトビト その7

今日の夕刊は、統計学の吉村功。薬害訴訟ではよく統計調査が重要な役割を果たすようです。疫学などと呼ばれるようです。統計学って、実社会ですごく大事なんだけど、あまり理解されていないという感じがします。ちまたには、あやしげな統計があふれています…

数学するヒトビト その6

昨日の夕刊は、安野光雅、森毅、野崎昭宏。絵本だって数学の本。こういうのは大事だと思います。僕も、数学を好きになったきっかけの1つは、数学パズルでした。

数学するヒトビト その5

昨日の夕刊は、渡米した数学者の話。今の時代では、渡米することそのものに意味があるとは思いません。しかし、かつては意味があったのだろうと思います。

数学するヒトビト その4

今回は、今年が創刊50年の「大学への数学」が取り上げられました。それにまつわる様々な人たち。でも実は、「大学への数学」ってあんまり読んだことないんですよね・・・。今から思えばいい雑誌だと思うのですけど、たまたま縁がなかったです。

数学するヒトビト その3

過去2回からするとちょっと意外な路線で、広島市長の秋葉忠利さんらが紹介されていました。数学者と政治、といった感じの話。

数学するヒトビト その2

今日の数学するヒトビトは、佐藤幹夫。僕がかつて勉強した分野は佐藤先生とはいろいろと縁があるところですので、なんとなく嬉しくなってしまいます。なかなかいいところを突く連載です。

数学するヒトビト

朝日新聞の夕刊1面の連載で、「数学するヒトビト」というのが始まったようです。今日は、加藤和也さん、黒川信重さんが紹介され、整数論やゼータ関数の話にふれていました。朝日新聞自体はあんまり好きではないのですが、この連載はちょっといいかも。

軽い題材?

前回の日記から1ヶ月近くたってしまいました。なかなか思うようには数学に時間が割けません。仕事が忙しくても細切れの時間はなくはないです。しかしやはり、数学のことを考えようと思うと、それなりの精神的余裕がないとつらいですね。一定の時間、数学に…